東大寺 大仏殿⑤ 脇侍も巨大です!






大仏殿。
殿内順路は左回りに見て行くのですが
便宜上、脇侍仏像から載せていきます^^;


大仏ほどではありませんが、左右に鎮座する脇侍仏もかなりデカイです!
虚空蔵菩薩 像高7.10m
大仏(盧舎那仏) 像高14.98m
如意輪観音 像高7.22m
まるで双子、ミラー反転したかのような、ほぼ同型の脇侍仏w
通常は、大仏(盧舎那仏)の脇侍は文殊菩薩と普賢菩薩なのですが、東大寺大仏殿では
虚空蔵菩薩と如意輪観音となっており、これも東大寺の七不思議の1つとされています。

左脇侍
虚空蔵菩薩 像高7.10m 寄木造

右脇侍
如意輪観音 像高7.22m 寄木造
如意輪観音といえば、一面六臂でアンニュイっぽい独特のポーズをとってるのが定説
なのですが、こちらのは腕は2本のみで普通に坐禅している。。。
東大寺七不思議に唄われてないけど、私的には如意輪でこの造形のほうが超不思議です!
(異形像好きの自分としては少し残念っすw)



殿内後方には
廣目天 像高約5m 寄木造
多聞天 像高約5m 寄木造
鎧など、細部まで造りこまれているなかなか緻密な造形です!
なるほど、中門の二天と殿内の二天で、四天王が大仏を守る形で配置されてるんだね!
。。。と思ってたのですが、中門は持国天と多聞天。。。あれ?増長天がいないぞ!
中門のは毘沙門天とも唄ってるけど、多聞天が重複してるやんっw
調べてみたところ
中門の二天とは別に、殿内に四天王を作る予定が、この二天で頓挫したそうです。
(増長天と持国天は頭部まで作られて頓挫)
四天王ではなく、二天像として配置する例もありますが
二天配置の一天に廣目天が選ばれることはかなり珍しいと思います。

二天とも1mほどの土台の上に配置されてたので
足元はゴツゴツした岩(木造だけど^^;)にしか見えなかったのですが
ちゃんと?天邪鬼を踏んづけていましたw 手の大きさからして、かなり巨大な天邪鬼ですな^^;



。。。つづく
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