須磨寺③ ~千手観音の定義が覆されたっ!!~

仁王門を抜けると、手水舎があるのですが。。。普通の手水舎ではないようです。
弘法岩 五鈷水(手水舎)
弘法岩 五鈷水
弘法岩
 13トンもある弘法岩
五鈷
巨岩には五鈷が置かれています。 
四国 霊峰石鎚山の麓で見つかった巨岩(人為的に一切手を加えてない、全くの自然岩)をここまで運んできたのだとか。
弘法大師のお姿に見えることから弘法岩とされてるそうです。
(言われてみれば、袈裟を着た大師が座禅してるように見えますな)

手水舎の隣は
阪神淡路大震災追悼碑
阪神淡路大震災追悼碑
で、一番奥に
千手観世音菩薩
千手観世音菩薩
。。。て、あれ?
千手観世音菩薩(右側面) 千手観世音菩薩(正面) 千手観世音菩薩(左側面)
この観音様は、ほんとに千手観音??? 
「手が千本ないやんっ!」とかではなく、お顔が1面しかないっ!!
今まで見た、名称に十一面とは唄ってない千手観音も、全て十一面あったのですよね。
以前、凄く気になって、1面の千手観音はいないのか?と調べまくったことがありまして。。。
ネットで千手観音を画像検索しても、お顔が1面だけの千手観音は見つからず!
准胝観音❐という観音様は、1面18臂ですが、千手観音とは別の観音様です。
千手と誤認されてる人が意外に多いですけどねw
仏像に詳しい寺の方や絵師に聞いてみても
「1面のみの千手は、おられないと思う」と返答されたので
千手観音は十一面しか存在しない(11面無いのは千手とは言わない)
という結論だったのに。。。その定義が覆されたっ!!
まさか、須磨寺のほうが准胝観音と千手観音を誤認してる??wと思い、腕の数を数えてみると40本ありました。
ううむ。。。惜しいw 42臂以上じゃないと千手観音ではないのやが。。。^^;
ただ、手に持たれてる法具は、まさに千手の持ち物❐なので、顔の数以外でいえば、ほぼほぼ千手観音ですw
法輪手形
法輪手形
観音池
観音池
万年亀
万年亀
石仏レリーフ 石仏レリーフ
にこやかな石仏レリーフ^^
日本固有種のクサガメ(外来種ミドリガメが居ないのは希少)
この池には
日本固有種のクサガメのみ♪
(ミドリガメが居ない池は希少)




本堂へ続くメイン参道



仁王門の抜け
そのまま真っすぐ進むと本堂なのですが

まずは参道右手側を載せてきます。
(実際に廻った順は違うけど^^;)

寺の境内に別の寺が。。。?
一ノ谷鯖大師 貞照寺
一ノ谷鯖大師 貞照寺 本尊:弘法大師鯖大師
鯖大師の由来説明書き
鯖大師て^^;
(馬を助けたお礼に塩サバをもらった大師)
もとは一ノ谷町2丁目にあったそうですが、阪神大震災で全壊したため
こちら(須磨寺蓮生院)に移設されたそうです。

蓮生院
貞照寺のすぐ左隣に 蓮生院 本尊:不動明王

貞照寺と蓮生院の向かいに
不動明王
不動明王
釈迦如来 と 十六羅漢石仏
釈迦如来十六羅漢石仏
わかご地蔵 / 地蔵菩薩
わかご地蔵 / 地蔵菩薩


厄除大師
 蓮生院の左奥は
厄除大師
厄除大師
本尊:秘鍵大師 (左脇侍:不動明王、右脇侍:釈迦三尊)
本尊:秘鍵大師
左脇侍:不動明王、右脇侍:釈迦三尊
そのほか
厄除大師堂横の、小さな大師堂 本尊:弘法大師
厄除大師堂横にも、小さな大師堂
大師像や地蔵菩薩などがありました。




ぶっちゃけ
須磨寺には、珍的なものを見る目的で訪れたのですが

私的には
1面のみの千手観音が存在してたほうが驚きでした!
(事前情報なかったので、かなり衝撃を受けました)


。。。つづく
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