興福寺②


南円堂前の銅製灯籠
「平成観音讃」読み下し
ん~。。。学があまりない自分にはよくわかりませんでした。汗



南円堂の向かい
五重塔が見えます!
今年に中金堂が再建し終わるみたい!
東金堂と五重塔 (共に国宝)
東金堂 本尊:薬師三尊 脇侍?には文殊菩薩維摩居士四天王十二神将というそうそうたる顔ぶれ!
かつては、東金堂・中金堂・西金堂の三堂あったそうですが、現存しているのは、この東金堂のみです。
(おそらくここが現時点での本堂になるかと)
拝観料300円で入堂でき、巨大な薬師三尊や脇侍?豪華キャストも拝見できるのですが
残念ながら堂内撮影は禁止なので入っておりません(;^_^A
ちなみに本尊の薬師三尊は重要文化財なのに対し、脇侍の面々のほうは、それより価値が高い国宝扱いだったりします^^;
五重塔 高さ50.1m
願昭寺の五重塔でもかなり高いと思ってたのに、こちらはさらに高く国内二番目に高い木造塔とのこと!!



東金堂左奥に
興福寺国宝館
阿修羅像が展示されてるのか!
当然ながら、館内は一切撮影禁止。
乾漆八部衆立像(興福寺HPより)
左上から阿修羅五部浄沙羯羅鳩槃荼 / 乾闥婆迦楼羅緊那羅畢婆迦羅

普段の自分なら、宝物館の類は、撮影可能でない限り入館料払ってまで入らないのですが
阿修羅像が拝見できるとなれば話は別w 700円払って入館いたしました!
本物の阿修羅像を見るのは小学生のとき以来w(昆虫好きだった自分が仏像にも興味を持ったキッカケ的存在)

乾漆だからかもだけど独特の雰囲気です。
小学生のころは阿修羅にしか目が行きませんでしたが、八部衆の一体に過ぎず
他の像をじっくり見たのは今回がはじめてです。
(まぁ自分の場合は今でも、信仰の対象というよりも美術造形物として仏像に興味があるのですがね^^;)
阿修羅ほど異形ではないけど、頭に動物を被っていたり、迦楼羅のように頭そのものが鳥だったりでなかなかの異形仏かと思います^^;
阿修羅だけが別の存在に感じるのは、他の像に対し三面六臂という姿であること以前に
鎧を纏っていないことも大きな要因だと思います。

仏像にあまり興味のない方でも、この阿修羅像はご存知かと。
阿修羅像といえばコレ!(仏像界の美少年として一部女性にも人気w)と定着してますが
本来の阿修羅は三面六臂には変わりませんが、鬼の形相で帝釈天と対峙する戦闘神なので
このような憂いにも見える美青年の姿のほうが特殊なんですがね^^;
インドラ(帝釈天)とアシュラ(阿修羅)
古代インドでは生命生気の善神だったアシュラですが、インドラに娘のシャチーを強奪陵辱され娶られてしまいます。
(インドラは夫のある女性にも手を出すほどの無類の女好きだったりするw)
以降、アシュラは戦闘神となり、インドラとアシュラは敵対関係になる。
ヒンドゥー教でインドラが東方の守護神となってからは、対峙するアシュラは悪神とみなされるようなってしまい
アシュラはなんとも不遇な存在になります。

仏教では、帝釈天も阿修羅も善として扱われ十一面千手観音の二十八部衆として並んでいますが和解できたのでしょうか?^^;
と、阿修羅に特化して書きましたが、国宝館内には八部衆のほかに様々な像が
多数展示されてる(帝釈天もおられます)ので、撮影禁止ですが一見の価値ありですよ!



戻る方向になりますが、南円堂のほかに北円堂もあるようなので見に行ってみます。
ドローン禁止の看板がw 時代ですなぁー。。。
 
北円堂は5/6まで特別開扉(拝観料300円)でしたが
堂内撮影禁止なので、こちらにも入ってません^^;
北円堂 本尊:弥勒如来 脇侍:法苑林大妙相菩薩 (木柵の隙間より撮影)


三重塔もあるようなので
せっかくだし、ここから南円堂の裏手を通って見に行ってみます。
三重塔 高さ19.1m
 
南円堂の裏側(北円堂より新しいからか、こちらのほうが凝った造りですね)

19mって結構高いハズなのに
五重塔を見たあとなのであまり高くは感じませんでした^^;

北円堂と、この三重塔は
鎌倉時代に建立された興福寺最古の建物だそうです。
五重塔よりも新しいもののように見えるのですが
ここには参拝者が全く見受けられなかったので、勝手な推測ですが
群衆によるほこりなどの影響をあまり受けてないからかも?と思ったりも^^;


。。。つづく

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